Q.214宗教・宗派ごとの作法

宗派ごとに数珠の形や持ち方は違う?

公開日  運営:冠婚葬祭の疑問100運営事務局

正式な数珠(本式数珠)は、宗派ごとに形が決まっていて、珠の数や輪の数、房の形、持ち方が違います。たとえば、浄土宗では二つの輪を組み合わせた二連の数珠、真言宗では振分数珠、日蓮宗では房が5本ある数珠が使われます。自分の家の宗派の数珠を持つと、法要などで正式な作法ができますが、参列するだけなら、宗派を問わない略式数珠で問題ありません。

宗派ごとの数珠の特徴

宗派数珠の主な特徴合掌のときの持ち方の例
浄土宗二つの輪を組み合わせた二連の数珠(日課数珠)両手の親指にかけて合掌
浄土真宗蓮如結びの房の門徒式など。房が下に来るように持つ両手にかけ、房を下に垂らす
真言宗主珠108個の振分数珠。両端に房がつく両手の中指にかけてもみ合わせることも
天台宗平玉を使った数珠など両手にかけて合掌
曹洞宗・臨済宗108珠の一輪の数珠左手にかけて合掌
日蓮宗房が片方に3本、もう片方に2本の数珠8の字にねじって両手の中指にかける

持ち方は、同じ宗派でもお寺や地域によって違う説明がされることがあります。正式な作法は、菩提寺の住職や仏具店に確かめるのが確実です。

数珠の各部の名前 主珠(おもだま) 数珠の大部分を占める珠。108個が基本 親珠(おやだま) いちばん大きな珠。仏様を表す 四天珠(してんだま) 主珠の間に入る小さな珠 房 親珠などから垂れる飾り
数珠の各部の名前

略式数珠で大丈夫

葬儀に参列するだけなら、宗派を問わない略式数珠(片手数珠)で問題ありません。略式数珠は一連で輪が一つで、珠の数も少なめなので扱いやすいのが特徴です(数珠は必要?持ち方や選び方は?)。

結婚して宗派が変わった場合など、自分の宗派の本式数珠を持っていないときも、略式数珠を使えば失礼にはなりません。

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