神式の葬儀や霊祭では、玉串奉奠の後の二拍手を、音を立てずに手を合わせる「しのび手」で行います。故人を悼む場では、喜びを表すような音を立てないためです。式場によっては、入る前に手水(ちょうず)で手と口を清めます。また、神式では数珠を使わず、焼香も行いません。
神式の葬儀の主なマナー
手水の作法
- 右手でひしゃくを持ち、水をくんで左手を清める
- ひしゃくを左手に持ち替えて、右手を清める
- 再び右手に持ち替え、左手に水を受けて口をすすぐ(ひしゃくに直接口をつけない)
- もう一度左手を清める
- ひしゃくを立てて柄に水を流し、元の場所に戻す
最近の斎場では、手水の代わりにおしぼりなどが用意されていることもあります。案内に従いましょう。
清め塩
神道では、死を「穢れ(けがれ)」と考えるため、葬儀から帰ったときに、玄関に入る前に清め塩を体にかけて清める習慣があります。胸、背中、足元の順に少量の塩をかけ、払い落としてから家に入ります。なお、浄土真宗のように、仏教の宗派によっては清め塩を使わない考え方もあります。
お悔やみの言葉
神式の葬儀では、「御霊(みたま)のご平安をお祈りいたします」「心よりお悔やみ申し上げます」などと伝えます。仏教の言葉である「ご冥福」「成仏」「供養」は使わないようにしましょう(お悔やみの言葉は何と言えばいい?言ってはいけない言葉は?)。