Q.210宗教・宗派ごとの作法

「御霊前」と「御仏前」の違いは?四十九日で変わる?

公開日  運営:冠婚葬祭の疑問100運営事務局

多くの仏教の宗派では、亡くなった人は四十九日までは「霊」として、次に生まれる世界が決まるのを待ち、四十九日を過ぎると成仏して「仏」になると考えられています。そのため、通夜・葬儀・四十九日法要より前は「御霊前」、四十九日法要以降は「御仏前」と書くのが一般的です。ただし、浄土真宗では亡くなるとすぐに仏になると考えるため、最初から「御仏前」を使います。

使い分けの目安

御霊前と御仏前の切り替わり 1 通夜・葬儀 御霊前(浄土真宗は御仏前) 2 初七日〜四十九日前の法要 御霊前(浄土真宗は御仏前) 3 四十九日法要 御仏前とすることが多い 4 一周忌・三回忌以降 御仏前
御霊前と御仏前の切り替わり

四十九日法要当日はどちら?

四十九日法要は、故人が仏になる日の法要なので、「御仏前」と書くのが一般的です。地域やお寺によっては、四十九日法要で「御霊前」とすることもあるので、迷う場合は「御香典」「御供物料」などの表書きにすると、どちらでも使えます。

迷ったときの表書き使える場面
御香典、御香料仏式の葬儀・法要(四十九日の前後を問わない)
御供物料仏式の法要

「御霊前」は神式やキリスト教(カトリック)の葬儀にも使えるとされていますが、プロテスタントでは「霊」という考え方をしないため、「御花料」が好まれます。

宗派が分からない場合は?

葬儀の香典で宗派が分からない場合は「御霊前」を使い、浄土真宗だと分かっていれば「御仏前」を使います。法要の香典で迷う場合は「御仏前」か「御香典」を使えば、多くの場合問題ありません。

仏壇に供えるお菓子や果物の掛け紙も、四十九日前は「御霊前」、四十九日以降は「御仏前」や「御供」と書きます。「御供」はどの時期にも使えるので便利です。

↑