贈り物には、昔から縁起が悪いとされる品物があります。刃物(縁を切る)、櫛(苦・死)、ハンカチ(「手巾=てぎれ」で別れ)、日本茶(弔事のお返しによく使われる)などは、贈る場面によっては避けたほうがよいとされています。また、目上の人には、履物や靴下(踏みつける)、肌着(生活に困っている印象)、現金などを避けるとよいと言われます。
縁起が悪いとされる主な品物
| 品物 | 理由 | とくに避けたい場面 |
|---|---|---|
| 刃物(包丁・はさみ) | 縁を切る | 結婚祝い(「未来を切り開く」と贈ることも) |
| 櫛 | 「苦」「死」を連想 | お祝い全般 |
| ハンカチ | 手巾(てぎれ)=別れを連想。白は弔事にも使う | 結婚祝い・お見舞い |
| 日本茶 | 弔事の香典返しによく使われる | お祝い(地域による) |
| 鉢植え | 根付く=寝付く | お見舞い |
| ライター・灰皿・赤いもの | 火事を連想 | 新築・開店祝い |
| 偶数・4・9の数のもの | 割り切れる・死・苦 | 結婚祝い |
こうしたタブーには、言葉の語呂合わせによるものが多く、気にしない人も増えています。相手が本当にほしいものであれば、事前に「これがほしい」と言われた品物を贈るのは問題ありません。
タブーを気にしない時代に
最近は、結婚祝いに包丁を贈るなど、昔のタブーにとらわれない贈り物も増えています。大切なのは、相手がその品物をどう受け取るかです。年配の人や、しきたりを大切にする家には、伝統的なタブーを避けるほうが安心です。
迷ったときは、「相手に聞く」「消えもの(食べ物・日用品)を選ぶ」「カタログギフトにする」の3つの方法が無難です。