喪主のあいさつは、主に通夜の終わり、告別式の出棺前、精進落としの始めと終わりに行います。内容は、①参列へのお礼 ②故人の最期の様子や人柄 ③生前のお付き合いへの感謝 ④今後の遺族への支援のお願いが基本で、1〜3分程度にまとめます。原稿やメモを見ながら話しても、まったく失礼ではありません。
あいさつの構成
告別式(出棺前)の文例
「遺族を代表いたしまして、一言ごあいさつを申し上げます。私は故人〇〇の長男、〇〇でございます。本日はご多用の中、父〇〇の葬儀にご会葬いただき、誠にありがとうございました。
父は昨年から病気療養を続けておりましたが、〇月〇日、家族に見守られながら、安らかに息を引き取りました。〇歳でございました。
生前、皆さまには大変お世話になり、父もさぞ感謝していることと存じます。今後とも、残された私ども家族に、変わらぬご厚誼を賜りますよう、お願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。」
通夜の終わりの文例
「本日はお忙しい中、父〇〇の通夜にお越しいただき、ありがとうございました。ささやかではございますが、別室に粗茶を用意しております。父の思い出話などをお聞かせいただければ幸いです。なお、明日の葬儀・告別式は〇時より、この会場で執り行います。」
「重ね重ね」「たびたび」「再び」などの重ね言葉や、「死ぬ」「生きる」などの直接的な言葉は避けましょう(結婚式や葬儀で使ってはいけない「忌み言葉」は?)。浄土真宗では「冥福」「成仏」を使わないことにも注意します。
精進落としのあいさつ
精進落としの始めには、「おかげさまで無事に葬儀を終えることができました。ささやかですが、お食事をご用意しましたので、ごゆっくりお召し上がりください」、終わりには「本日はありがとうございました。今後とも変わらぬお付き合いをお願いいたします」と述べます(精進落としとは?誰を招き、どのように進める?)。