亡くなった人のスマホやパソコンには、ネット銀行・ネット証券の口座、暗号資産(仮想通貨)、電子マネー、サブスクの契約、SNSのアカウントなど、通帳や郵便物では見つけにくい「デジタル遺産」が残っていることがあります。お金に関わるものは相続財産になるため、相続人として各社に連絡して手続きします。スマホのロックが解除できなくても、メールや郵便物、通帳の入出金、確定申告の書類などから手がかりを探せます。
主なデジタル遺産と手続き
| 種類 | 探す手がかり | 手続き |
|---|---|---|
| ネット銀行・ネット証券 | メール、通帳の振込記録、年末の取引報告書 | 各社の相続窓口に連絡 |
| 暗号資産 | 取引所からのメール、確定申告の書類 | 取引所の相続窓口に連絡 |
| 電子マネー・ポイント | アプリ、カードの明細 | 会社ごとに扱いが違う(相続できない場合も) |
| サブスク | クレジットカードの明細、メール | 解約 |
| SNS・メール | スマホのアプリ | 追悼アカウントへの切り替えや削除を申請 |
スマホのロック解除を何度も試すと、機種によってはデータが消去される設定になっていることがあります。無理に解除しようとせず、携帯電話会社や専門の業者に相談しましょう。
携帯電話会社に相談しても、端末の中のデータを取り出してもらえるとは限りません。サービスごとに対応が違います。
生前にできる備え
元気なうちに、利用しているネット口座やサービスの一覧と、スマホのパスコードの保管場所を、エンディングノート(エンディングノートには何を書く?遺言書との違いは?)に書いておくと、家族の負担が大きく減ります。パスワードそのものは書かず、保管場所だけを伝える方法もあります。
出典・参考:e-Gov法令検索「民法」(2026年11月時点で確認)