葬儀のしきたりは、地域によって大きく違います。たとえば多くの地域では葬儀・告別式の後に火葬(後火葬)しますが、東北地方の一部などでは、通夜の後や葬儀の前に火葬を済ませ、遺骨で葬儀を行う「前火葬(骨葬)」が見られます。また、関西などでは黄白の水引の不祝儀袋を使うことがあり、香典返しも当日返しが中心の地域と、忌明け後に贈る地域があります。ほかの地域の葬儀に参列するときは、喪家や地元の親族に確認しておくと安心です。
火葬のタイミングの違い
前火葬は、寒冷地での遺体の保存や、遠方の親族が集まるまでの時間などが理由とされます。地域の中でも家によって違うことがあります。
そのほかの地域差の例
| 項目 | 地域差の例 |
|---|---|
| 不祝儀袋の水引 | 多くの地域は黒白、関西などでは黄白を使うことも |
| 香典返し | 当日返しが中心の地域、忌明け後に贈る地域 |
| 通夜振る舞い | 一般の弔問客にも料理をふるまう地域、親族だけで食事をする地域 |
| 香典の金額 | 地域の「相場」が決まっているところも |
| 近所の手伝い | 隣組などが受付や炊き出しを手伝う地域 |
よその地域の葬儀に参列するときは
- 喪家や地元の親族に、通夜・葬儀の時間と火葬のタイミングを確認する
- 不祝儀袋は、迷ったら黒白の結び切りを選ぶ
- 通夜振る舞いに誘われたら、一口でも箸をつけるのがマナー(通夜振る舞いに誘われたら参加すべき?マナーは?)
自分が喪主になったときに、故人の出身地と今住んでいる地域でしきたりが違う場合は、葬儀社の担当者に「どちらのやり方にするか」を相談しましょう。地元の葬儀社は、地域の慣習に詳しいことが多いです。